2015/02/06

久しぶりの「漱石作品」

来年2016年は夏目漱石没後100年、2017年は生誕150年だそうです。
各地で記念行事が行われるようですが、
朝日新聞では2014年四月から「こころ」の連載があり、
その後「三四郎」の連載が始まっております。

また、1月に熊本日日新聞でも「草枕」の連載が2月から始まる旨の案内がありました。

「草枕」の冒頭の一節が浮かんできました。「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。」しかし、ここまで。そのあとがどうだったか思い出せません。

そこで「草枕」を買いに書店へ。
初期の作品「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「草枕」や前期三部作「三四郎」「それから」「門」
あるいは後期三部作「彼岸過迄」「行人」「こころ」等が並んでいる書棚を眺めているうちに、
数十年ぶりに主だった作品を読みたくなりました。
岩波文庫十数冊を購入。

ストーリーを追うだけでは進歩がないということで、
新潮選書の「漱石はどう読まれてきたか」も併読することにしました。
年内読了を目標に読み進めたいと思います。





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