2015/06/21

日光東照宮参拝

江戸幕府初代将軍徳川家康公400年御遠忌を記念して、大猷院創建以来非公開とされていた秘蔵の「家康公の御位牌」が初公開されると聞き、徳川家康公を神としてまつる神社日光東照宮に参拝に行って来ました。 
御本社・陽明門などの国宝や五重塔・表門などの重要文化財など、社殿群は世界文化遺産に登録されています。
現在、この大切な財産を後世に残すため「平成の大修理」が行われています。
調査・記録・見取り図作成から岩絵具による彩色を中心とした三十数工程の作業を経て、社殿の輝きを取り戻すのだと聞きます。
巫女さんがガイドをしてくれ、一般入室が禁じられている「将軍着座の間」で祈祷するという特別祈祷ツアーに参加し、五重塔→表門→三猿→陽明門→眠り猫→「将軍着座の間」での祈祷→客殿でのお神酒と廻り詳しい説明に聞き入りました。
五重塔の心柱は免震機能を果たすとされ、幾度かの大地震にも乗り越えて健在であり、東京スカイツリーの制振システムにも応用されたと聞きます。 昔の人の知恵には驚かされます。
その後、家康公の御位牌を見るべく奥宮「大猷院」へと足を進めました。  
その奥宮までの階段の数は、まるで上れるものだけが見れるのだよと、ためされているかのように遠いもので、日ごろの運動不足を実感させられました。
現在の社殿群のほとんどが 三代将軍家光により建て替えられたものとのこと。
自然の地形を生かした参道や階段、バランスよく配置された社殿群が境内の特徴といえるのかもしれません。
壮大なるパワースポットにゆっくりと身を置きたい気持ちをなだめつつ、現実に戻るべく帰熊の途へとつきました。




リフォーム・アフター事務局 柳原一光