2015/04/23

【レコードプレーヤー】

4月も中旬にさしかかり暖かい日も増えてきました。
冬物の厚手の服は必要なくなったので、春物へ衣替えしようと納戸を整理していると、目に留まったものが。
レコードプレーヤーです。
30年以上前、高校入学のお祝いに両親から買ってもらった記念のものです。
コンポ一揃い買ってもらったのですが、現在残っているのはレコードプレーヤーだけです。
もう10年以上使ってない代物ですが、まだ動作するのかどうか妙に気になって、引っ張り出して、久しぶりにレコードを再生してみることにしました。
最近の人は、レコードで音楽を聴くことはほとんどないでしょうね。
そもそもレコードプレーヤーを見たことも触れたこともないという方も多くなってきているのでは。
今どきはターンテーブルって呼んでいるのかな。
DJに興味がある方は、楽器店で見かけたことがあるかもしれませんが、私が持っているプレーヤーはそういう今風のではなくて、昔風の木目調のいかにもアナログって感じです。
さて、レコードを再生しようにもスピーカーがありません。
仕方ないので手持ちのコンパクト音楽プレーヤーのスピーカーを利用することにして、無理やり接続しました。
アンプは、将来レコードを聴くことがあるかもしれないと思い、買い替えていたものがありました。
これもおよそ10年以上前のものです。
通電してみると、最初不安定だった回転も落ち着き、安定して回転するようになりました。
記憶を頼りに、アームのバランスをとり、針圧を設定し、準備万端。
さっそく、まだ持っていたレコードをひっぱりだしてきて、再生してみました。
スピーカーが貧弱なので、ちょっと迫力不足ですが、きちんと再生します。
やった!
なんか懐かしい雰囲気があります。
レコードプレーヤーのターンテーブルはCDプレーヤーのそれのようにせかせか回転するのではなく、ゆったりと回転します。
レコードの大きなジャケットも芸術性を感じて、いいものです。
レコードは、いまどきの音楽の聴き方からすると、手間ひまのかかるものですが、独特の味がありなんとも言えませんね。
しばらくのあいだ、レコードを楽しもうと思います。
なんといっても今回一番感動したのは、30年以上前のレコードプレーヤーが、昨日まで使っていたかのように、何の問題もなく動作したことでした。
昔の日本製の電化製品はすごい!



総務部 重岡聡