2015/10/16

【秋の夜長は。。。】

朝晩はぐっと寒くなってきましたね。
そんな秋の夜長、如何お過ごしでしょうか?
数年前に、作りかけのまま仕舞い込んだ『ソックスモンキー』のことをふと思い出しました。
ソックスモンキーとは、1930年前後に起こった世界恐慌の貧困生活の中、使い古された靴下に端切れを詰め、子供の遊ぶおもちゃとして作ったのが始まりのようです。
日本では、2011.3.11に発生した東日本大震災で仮設住宅の被災者の方にプレゼントされたのがきっかけとなり、「東松山へ来てほしい、被災地を見てほしい」という思いから、仮設住宅でソックスモンキー作りが広まりました。
東松山市小野駅前地区で始まったことで、名前は「おのくん」、聞いたり見たりされた事のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
もともと愛嬌たっぷりの猿の顔が好きで作ってみようと思い、予想以上に可愛く仕上がり、次へ取り掛かったものの。。。
靴下を各パーツに裁断し、ミシンで縫う所まではスイスイ、手縫いになった所から作業がストップしていました(泣)。
今回、パートナー作りを再開!!!
作り方は同じなのに、靴下の大きさ・長さ、模様で、ちょっとずつ違った表情で、思わず微笑んでしまいます。
手作業は面倒で時間が掛かる反面、作り手の気持ちが込められていて、温かみが伝わります。
私たちの生活が豊かになるにつれ、利便性が求められている今の時代、手作りの良さも見直されているような気もします。
家づくりも同じ、ひとつとして同じものはないのです。
素材は、住む人のライフスタイルやデザインの好みから選ばれ、見事な風合いを生みだし、「世界に一つだけ」の価値ある作品となり、
満足あるものに仕上がります。
これからも、住まいづくりを通して「てまひま」の良さをお伝えできればと思います♪







エクステリア 堀 美穂