2015/10/12

「ナナメのある家」~KKT荒尾総合住宅展示場~

この度、KKT荒尾総合住宅展示場NEO内にあります、当社の展示場「ナナメのある家」が今年のグッドデザイン賞に選ばれました!
建築は2年前(2013年)で、当時私が工事監督として担当したのですが、今回の受賞の喜びとともに、「ナナメのある空間を綺麗に仕上げるために」現場で苦労した事を思い出しました。

特に気を付けて施工をしたのが、LDK空間の「床材」と「天井材」の張り方、またそれに隣接する庭とつながる「ウッドデッキ」の板の張り方でした。
「ナナメの空間」は奥行や広がりを感じられる空間となりますが、施工する部材については、成型に比べてもロスが出やすいため、工事中は木工事を担当して頂いた楠本棟梁と、材料を張り始めるスタートの位置などを確認しつつ、材料を無駄にせず有効に活用する方法を考えながら施工を進めていきました。
「手間」はかかりましたが、上手く施工できたと感じています。

以前、熊本で開催された、JR九州の車両デザインや熊本の市電「COCORO」等で有名な水戸岡鋭治さんの展示会に行った際、
「手間の豊かさが感動を生む」「正しく手間ひまをかける」という言葉が書かれたパネルがあり、いい言葉だなぁと思って写真に残しました。
実は当社のホームページトップの左上のロゴマークの上にも「てまひま」という言葉が書かれています。気づいていましたか?

私は現在、設計を担当しておりますが、新産住拓の「拓」の文字に込められた「住まいを拓く」という探究心をさらに高めて、工事監督の経験を活かし、これからもお客様のお住まいづくりのお手伝いができるよう、正しく「てまひま」をかけて頑張ってまいります。

KKT荒尾総合住宅展示場は、グリーンランド通り沿いにありますので、お近くの際は、どうぞお気軽に遊びに来てください。








設計監理部 大家賢介
http://www.shinsan.com/