今年も残すところ一ケ月余りとなりました。毎年感じることですが、
一年って本当に早いなとつくづく思います。
今年も色々な事がありましたが、その中で思い出に残っている白川郷について書きたいと思います。
白川郷へは春に行ったのですが、九州より少し遅めの桜がとてもきれいで、今年は二度お花を楽しむことができました。集落内はまるでタイムスリップしたような不思議な雰囲気があります。
その集落内を散策していると合掌造りの建物とそうではない建物がありそこに暮らす子供たちが遊ぶ姿を目にすることもできます。
帰りに寄った城山展望台から見る合掌造りの集落もとても素晴らしく
本当に来てよかったと感じる瞬間でした。
日本の建築様式の一つでもある合掌造りの建物は、30年から40年に
一度吹き替えが行われるとのことです。
急な傾斜は豪雪による雪下ろしの作業軽減や多雨地帯であることによる水はけを考慮しているそうです。
また、屋根裏の空間は養蚕業にとっても都合が良かったそうです。昔の方の知恵とそれを継承し続けている方達の素晴らしさを感じました。
今度は冬の白川郷を見てみたいものです。
設計デザイン部 辻 素子